結婚の条件

女性の仕事参画がごく普通のこととなり共働きも浸透している今日、新たな問題が浮上してきました。低収入のため結婚できず将来に希望を持てない若者特に男性が急増しているというのです。この現象はすでに若者から中年に移行しており、日本の少子高齢化に深刻な影を落としています。男性の給与だけでは家庭が維持できず出産も取りあえず先延ばしにしようと言う機運があっても女性の仕事への参加によって二人三脚で家庭を持つと言う意識を持ってもらいたいと思います。少子化と超高齢化社会の到来は国策を以てしてももはや避けがたく日本も北欧がたどって来たような成熟した社会を期待したいところですが社会保障制度がまったく比較になりません。
結婚離れの要因は非正規雇用の増大による収入の不安定化から落ち着いた家庭経営ができないのではないかと言う不安感によるものが大きいのではないのでしょうか。非正規雇用は景気の動向によって企業の一方的な都合により雇いどめと言う形で表われます。一時期派遣村なる労働者救済の施設ができましたが食うや食わずで生活している人も大勢います。ハローワークの求人はどれもため息が出るほど低賃金で、正社員として勤務することは一部の高いビジネススキルを備えた人たちのものになってしまいました。

共働きはライフスタイルなのだから、同じ価値観をもったものを相手に選びたいものです。女性が働き子供ができれば産休、産休明けは夫が育児休暇を取る。それが当たり前になるのはもう目の前です。これから家庭を持ち子供を生みたいと思っているなら、交際中から将来について話しあえる人を選んでみませんか?